子どもの自己肯定感を低くしないたった1つの方法

自己肯定感とは?

子どもの自己肯定感を低くしないたった1つの行動

最近子育ての話題で聞くようになった自己肯定感とは

「自分は存在するだけで価値のある人間なんだ」

というように、自分の存在価値を子どもが認識している感覚です。
この自己肯定感が低いと対人関係や学力などに影響があると言われています。

でも忙しい子育ての中で「こうしたらいい」と言われていることを実行するのはなかなか難しいことです。

なのでこの記事では「自己肯定感を低くしないための」効果的な方法をたった1つだけお教えします。 誰もが簡単にできて間違いがない。なのに日本人があまりやらない事です。

「やったらダメな親の行動」に囚われすぎると疲弊する

子どもの自己肯定感を低くする親の行動としていくつかあげられることがあります。「行動をせかす」「失敗したときに責める」「過度に期待をかける」など…探せばキリがないのですが、少し考えてみてください。

本当に全部の項目を気にしながら、目の回るような忙しい子育てができるでしょうか?

保育園や幼稚園の登園の時間が迫っているとき。出社の時間が迫っているとき。おけいこごとの予約があるとき。街や駅の人込みの中を歩いているとき…いつもいつも子どもに合わせて悠長に待ってあげられる訳ではありませんよね。そんなときに「せかしてはいけない」という教えが頭に浮かぶでしょうか?なかなか浮かばないですよね。

そして「せかしてはいけないと書かれてたのに叱ってしまった…」と自分に自己嫌悪してヘトヘトになる…よくあることだと思います。育児書に書かれている事はある種の理想論です。そこに囚われてしまって実際の家族の生活に支障をきたしたり、疲れ果ててしまうのはむしろ悪影響があるといえるのではないでしょうか?

では「誰もが簡単にできて間違いがない」のに「日本があまりやらない」方法とは何でしょうか?

たった一つの行動。それは「愛情を伝えてあげる」

それは事あるごとに「大好きだよ」と言ってハグをするです。

自己肯定感は親から愛されていると認識することで育まれます。言葉で「好きだよ」と伝えて、行動でハグすることはとても分かりやすい方法です。

日本の若者の自己肯定感は世界的にみて最低ランクと言われています。
では諸外国と日本の子どもの幼児体験の差は何でしょうか?それは言葉とスキンシップで愛情を伝える機会の少なさです。

日本人は言葉で伝えずに黙って行動するのが美徳とされている

子どもに、パートナーに、「愛している」と気軽に言えない文化が日本にはあります。その代わり「我慢して家族のために働く」とか「我慢して自分の好きなことをせずに子供に接する」という黙って我慢することが美徳とされていますが、人生経験の浅い子どもがそれを愛情と感じることは残念ながら難しいでしょう。もちろん「あなたのためにしてあげている」と恩着せがましく言っては逆効果です。純粋に「あなたのことを愛してる」と今日から言葉でも愛情を伝えてあげましょう。

日本人はスキンシップを嫌がる傾向にある

日本人は夫婦が人前で手をつないだり、子どもを人前でハグしたりすることにまだ抵抗があります。手をつなぐのは愛情表現のためではなく、お出かけのときに子どもがどこかに行ってしまわないようにするためだけ…それでは子どもに愛情が伝わるはずがありません。スキンシップが親子の愛情を育むことはいくつもの実験でも証明されていることです。

もちろん日本にも素敵な愛情を育む文化があります。「親子が一緒にお風呂に入る」「親子が川の字で寝る」というのは欧米ではみられないものです。でも、そこに「愛情をストレートに伝える」という欧米のスタンダードを加えても愛情が目減りしたり安っぽくなるものではありません。

実行してみてください。むしろどんどん溢れていくものです。

そして「周りの日本人があまりしない」ことでもあるので、子どもが成長して周りと育った環境を比べてみたときに「自分は特別愛されていたな」と思い返しやすいという効果も期待できます。直接的な愛情表現をされて自己肯定感を高めてきた海外の人とも対等にビジネスをするマインドセットも生まれることでしょう。

今日から子どもが朝起きてきたら、寝る前に、落ち込んだりうまく何かをやったら恥ずかしがらずにハグして気持ちを伝えてあげましょう。

恥ずかしがらずに今日から「愛してるよ」と伝えましょう。そうすれば家庭の雰囲気も明るくなりますし、子どもの自己肯定感も自然と高まることでしょう。